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無題

#直ぐ消すかもしれません。

職場で引越しがあった。
最近流行の「フリーアドレス化」

要は、自分の席を無くして、好きな席で仕事をしろというやつ。
表向きはそういう奇麗事で、実態は、居住スペースの圧縮。紙の削減、棚スペースの削減。

自分の書類を入れるキャビネットも、書類を積み上げることが許された机も無くなる。帰る時には何も置くなとのこと。
お気に入りのカレンダーすら置けなくなる。
個人用にあるのは下駄箱のようなロッカー一つ。

昨日、そこに移るために山ほどの書類廃棄が行われた。

多分、トンのオーダーの書類が捨てられた。
入社以来の手書きのノートを捨てたと言う人が数多く。

某課長が、入ってきて間もない新人に、昔の総務?発行の読み物を見せていた。

新人の関心は中身ではなく、その書物が全ページ手書きであることに集約されていたように見えた。

まもなくそれもゴミ箱に向かったのであろう。

自分の場合、棚一段分くらいの参考書、各種専門書を個人で買って置いていたのだが、これも行き場を失った。
明日には自宅に届く。

10年前に仕事をしたときは、それは大量の書類が作られた。
一つの検討項目について、A4数ページの検討報告書を手書き、もしくはワープロで作成して、何回も議論した。

その積み上げでモノが出来ていった。

悲しいかな、今は検討と言うよりは指示書である。

どうやるか考えるのは、メールの先の末端にいる手を動かす人々。目の前にはいない。

今事務所にいる連中は、明らかに頭はいいけれど、一つのことを長く深く考えることをさせてもらっていない。
結果、出てくるアウトプットは薄っぺら。

おっと、言い過ぎたかもしれない。
昔はその薄っぺらを通してもらえなかっただけだ。

今は、スピードが何より優先される中で、「もう一度考え直せ」の一言を言いそびれている。

話がどんどん脱線しているけれど、要は、じっくり考えることよりも、効率が重視される今の職場にはフリーアドレスが向いているのだろう。

手元に書類も、ペンも持たずに画面とキーボードとUSB電話機だけで仕事が成立する。


いや、そんなはずが無い。
鉛筆でかいて、けして、上司に理解させて、場合によっては実験をして、結果を示して、先に進む。
そのためには、本も仕様書も必要だし、ゴミも出るさ。
多面的にものを考えると言うこと、情報を積み上げて整理して、そこから結論を導くと言うこと。
ただの思い付きを、裏づけのある提案・仕様に変えていくと言うこと。

それが設計ではないか。

そうしたい?なら、どうするか。

簡単である。フリーアドレスなんて無視すればいい。
誰がなんと言おうと。俺の場所を作ってやる。まず自分から。

必要ならば、再び書類の山を築いてやろう。
目立とうが、周りと違おうが。

それに対する批判には、仕事で答えていこう。
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