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生殺与奪 [不快な内容でご迷惑をおかけします]

昼下がりの自宅ベランダ、洗濯物を干した後ふと見ると、こんな高層階のベランダに蟻が。

ポトスとオリヅルランの鉢に生えた雑草を抜く。

当たり前の「管理」。

でも、今朝はそれが本当に当たり前なんだっけと思った。

シリコンバレーの秘密  「ITの正体」エッセンシャル版 (NextPublishing)

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  • 出版社/メーカー: 株式会社インプレスR&D
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: Kindle版


この本を数ページ読んで触発されたことがあったからだ。

20年まえ、お金を出して手元にしたものの多くは、壊して捨てるまで「自分のもの」だった。

いま、時代は変わり、「使う権利」というよく分からないものを買うようになった。

実は上の画像の先にある本は、紙の本ではない。
権利なのだ。権利というのが厄介なのは、タイトルにした「生殺与奪」が知らない他人に握られていること。

でも、いまある年齢よりも若い人はそれが当たり前。

私にしてみれば、まだ壊れもしていない携帯電話が突然使えなくなったり、Windows XPのパソコンを使うなと言われるのは分からない。

図書館の本やツタヤのレンタルCDを返すのは分かっても。

そして。

疑問はもっとビックなテーマに広がっていく。人の「生殺与奪」だ。

いまや、何処かの誰かが、自分に「管理の権利」が有り、「生殺与奪」を決めることが出来ると思っているような時代だ。

そうでなければ、こんな凄惨なことが毎日ニュースにならない。

人間の生きる権利、基本的人権よりも強い権利がいつの間に生まれたのか。

そしてそれが今のままで良いのか。

そんなことを思った、哀れに引き抜かれた雑草が干し草になるのを待っている初夏のようなベランダであった。
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