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かっこいい区切りの付け方 [つれづれ]

昨日付けで、職場の先輩が退職された。

技術的な話でお世話になったことは数限りなく、もう相談できないと思うと辛い気持ちになる。

昨日記事を書きたい気持ちを留めて、今日改めて思い返してみると、まるで隣のビルの職場に異動になりましたって感じでさりげなく去っていく姿が印象的だった。

残していったもの、傘2本。

「置き傘にしていたので、誰か使って。」

先輩の名前は、社内よりも社外、それも国際標準を議論している人たちの間で知れ渡っている。
その名は日本の幾つもの「スタンダード」の最終ページに刻まれている。

定規のような人。

#そういえば、「こんなのが出てきた」って見せてくれたのが1963年って年号の入った定規。
#それと温度計。温度計は記念に頂きました。

何が正しいかを判っていて、相手に伝わるように著述して。
もし彼がルール違反だと言ったら、誰も反論できなかったと思う。

でも、社内ではそれを最後まで振り回すことは無く(職務上最低限の指導はされたが)、問われれば答えるというスタンスを最後まで通していた。

だから、若いやつが代わる代わる相談していたのを覚えている。

今回、本当に定年で区切りを付けられたのか(失礼!)を聞きそびれてしまった。
けれど、型通りの花束贈呈が終わったあと、個別に挨拶に来る若手の列を見て、妙に「かっこいい」と思ってしまった。

かっこいい辞め方なんて、無いんだけれど、惜しいとか、残念とかマイナスな表現はいやだから、かっこいい区切りの付け方だったとしたい。
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コメント 2

zuppe

確かに、かっこいい!!
by zuppe (2009-06-01 10:37) 

Dan

退職の日に庶務とか昔の部下が挨拶に来るのは良く見ますが、開発部隊の若い(と言ってもアラサー)が一言二言を言いたいが為に列をなしてましたから。

頑固親父だったのに、最後凄くいい感じで。
少しうらやましい光景でした。

今日は静かでした。
by Dan (2009-06-01 19:06) 

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